今回は、脳科学に関する著書を多数お持ちの
東大連携准教授池谷裕二さんの著書、
「脳には妙なクセがある」(2012年初版発行)
から一部ご紹介します。
※今回は一部(1章分)だけご紹介しますが、この他にも沢山の脳科学研究に基づく実験結果が、面白く・分かりやすく書かれています。「もっと脳科学の世界に触れたいわ!」という方はぜひ読んでみてください。ばり面白いです。
話題:「良いお店/良い食事」でおもてなし!これで接待やデートは大成功?
※本誌「幸せな気分に浸っている時こそご用心?」について、脚色を入れてお話しします。
導入:接待やデートといえば「良いお店」、だけど…?
明日、接待で会食行くんだよね。
高級料理で顧客の心を握って案件ゲットだぜ!
初めて会う顧客だよね。
いつも通り、パンイチで行くの?
当たり前じゃん。ぼくのアイデンティティだからね
本当に、パンイチで行って大丈夫でしょうか。
要旨:「嬉しい気分の時」の決断は、表層的な印象に左右される
オハイオ州立大学のラウント博士らの研究によると、『嬉しい気分の時には、表層的な手がかりを頼りに、安易に状況を判断する傾向がある(本文引用)』という結果が出た様です。
具体的に言うと、
- ふつうの気分の時:表層的な印象(顔や雰囲気など)に流されず慎重に物事を判断する
- 楽しい気分の時:良さそうな人(柔和そうな人など)には信頼感をいだき、悪そうな人には不信感を抱く
この様に、何か物事を決定する時、
ふつうの気分であれば相手がどんな印象でも慎重に判断するのに対し、楽しい時は相手の印象によって信頼感を持つか、不信感を抱くかが分かれる(≒ 物事の判断にも影響が出る)のだそうです。
・・・
それを踏まえ、先ほどのベビーたちの話に戻りましょう。
接待で顧客を楽しい気分にしたら、
こっちの印象が良ければ信頼感を持ってもらえるけど、
こっちの印象が悪ければ不信感を持たれて接待も裏目かも?ってことだね
もしかして、今まで案件取れなかったのは、接待にパンイチで行ってたせい?
次回から、布面積増やしてこっ!
接待だけでなく、
デートや結婚の時の顔合わせでも、良いお店に行くことがあると思います。
「ここぞ!」と相手に良い決断をしてもらいたい時は、おもてなしで相手を喜ばせるだけでなく、より一層自分の印象を良くして臨んだ方が良さそうですね。
※もちろん、印象が良ければ絶対OKをもらえるわけではないので、お守り的な感じで気を付けていきましょうっ
・・・
この他にも、本誌には様々な脳科学に関する豆知識が載っています。
気になった方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
まとめ:接待やデートの時は、より一層印象良くしていこう!
接待やデートなどで、良いお店や楽しい場所に行く際、ここぞ!と相手に良い決断をしてもらいたい。そんな時は、身だしなみや雰囲気など、表層的な印象により一層気を付けてみましょう!
※それでも、もしNOと言われてしまったら…次に行きましょう…!
次からはズボン履いてくわ
(あ、上は着ないのね…)
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